ナイツ&マジック│TVアニメ公式サイト

story

1
2
3
4
5
6

第5章「Hide & Seek」

05

脚本:横手美智子/絵コンテ:笹木信作/演出:重原克也/作画監督:酒井秀基、中島美子、小島 彰

カザドシュ砦に潜入したケルヒルト率いる銅牙騎士団の目的は、新型機テレスターレの強奪だった。エドガーとディーは奪われた2機のテレスターレと遭遇し、戦闘状態に突入。キッドとアディもシルエットギアを駆り、追撃に加わった。

一方、エルは砦に残った賊を鎮圧するためシルエットギアで出撃。無謀にも賊が操るテレスターレに立ち向かっていく。

だが新型機を知り尽くしたエルは、驚くべき作戦で敵を圧倒してしまうのだった。

今週のイラスト

今週のナイツマニア

シルエットギア(幻晶甲冑)

エルの発案で開発された全長2.5mほどの人型機械。設計思想は、「シルエットナイトを小型化、簡略化する」こと。エーテルリアクタとマギウスエンジンを搭載していないため、小型化だけでなく製造コストの大幅な削減も実現した。また製造の難易度が低いことから、ナイトスミスを目指す中等部の生徒でも制作が可能である。

操縦方法は、操縦者が直接着込む形で搭乗し、ギア腕部の内側にある操縦桿に似た取っ手を握り、ギアの手足と連動させながらスクリプトを併用して制御を行う。簡略化されてはいるものの、これはシルエットナイトのフルコントロールの感覚に極めて近いものだった。

さらにシルエットギアの制御には、ハイ・スペル(上級魔法)の「フィジカルブースト(身体強化)」が必要とされ、一般の生徒では求められる魔法能力の負荷が過大であった。そのため操縦者が限定されてしまい、ナイトランナーの訓練用としては不適となってしまった。

その後、国から支給された小型のマギウスエンジンを搭載することで、新型シルエットギアが完成。ハイ・スペルが不要となったシルエットギアは、ナイトランナーのみならずナイトスミスたちにも操縦が可能で、作業用機械としても活躍の幅を広げてゆくことになる。